かつて、葛飾北斎や雪舟など多くの日本画家は、「旅」をすることで自らの表現力を高めてきました。そして今、あるものを使って全国を旅している日本画家の若者が岡山にいます。いったいどんな物を使っているのでしょうか?
「全国を旅しながら描く」手に入れた移動手段は…
和紙を広げ、墨と筆で水墨画を描きます。窓から見える大山の眺望を写生するのは、若手の日本画家・武久輝也さん【画像①】です。

(武久輝也さん(25))
「見える景色【画像②】を、そのまんま描いてみよう【画像③】、というふうに思ってやってみました。山の内面的なものを何とか形にできないかなと」

