77人が犠牲となった広島土砂災害の発生からきょうで11年です。被災地では追悼の祈りが捧げられています。

広島市安佐南区八木の梅林小学校では、校内にある慰霊碑の前には献花台が設けられました。参列した人たちは手を合わせ、花を供えていました。

2014年に起きた広島土砂災害では、災害関連死を含めて77人が犠牲になり、被害が最も大きかった梅林小学区では、大規模な土石流などで68人が亡くなりました。

兄夫婦を亡くした立川新三さん
「『お兄さんの遺体を確認しました』と電話がありまして、自分では覚えていないが、(自分は)『うわー』と叫んだらしい。ここに来れば当時のことを思い出します」

20日は各地で献花や献灯が行われるほか、安佐南区役所、安佐北区役所、佐東公民館には追悼の献花台が設置されています。