青森県の宮下宗一郎 知事は19日、六ヶ所村の核燃料サイクル施設を視察し、施設の安全性を確認しました。
宮下知事は、知事就任後初めて日本原燃の核燃料サイクル施設を視察しました。
東日本大震災を踏まえた安全対策工事の審査が進んでいるなか、19日は再処理工場やMOX燃料工場の建設現場、それにウラン濃縮工場などを視察しました。
新規制基準を満たす安全設計の強化として、気体状の放射線物質を放出する主排気筒に設置された「防護板」を見学し、担当者から竜巻による風圧や飛来物から換気用ダクトや配管を守る役割の説明を受けました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「各施設とも高い安全性のなかで管理されていると感じた。規制基準の審査ということでは、一定の進捗を確認することができた。トラブルは確実に起こることのなので、そのときのリスク管理についてはしっかり対応してほしいと伝えた」
日本原燃は、使用済み核燃料の再処理工場の完成を2026年度中とする目標を掲げていて、宮下知事は完成と操業にむけて作業を進めてほしいとしています。