自民党はきょう、総裁選挙管理委員会の初会合を開きました。総裁選を前倒して実施することはあるのでしょうか。
午後、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と面会した石破総理。お盆が明け、徐々に仕事モードへと戻りつつありますが、同じく動き出したのが、小康状態だった“石破おろし”に関係する議論です。
自民党ではきょう、総裁選を前倒して実施するか、その是非を確認する総裁選挙管理委員会が初会合を開きました。
党則では、所属の国会議員295人と都道府県連の代表47人の総数の過半数、172人以上の賛成があれば実施できますが、これまでその意思確認をおこなったことはありません。前例のない手続きをどう進めるのでしょうか。
自民党 逢沢一郎 選挙管理委員長
「スピード感が必要です。しかし同時に、制度設計は厳重に、慎重に、公正に行っていく」
委員長を務める逢沢氏は会合のあと、国会議員に対する意思確認を書面でおこなう方向だと明らかにしました。
今後、自民党の議員一人一人に問われる意思表示。お盆の期間、議員の地元まわりでも、“石破おろし”をめぐる動きは支援者の関心の的となっているようで…
支援者
「はっきり言って、今の石破さんが一般庶民からすれば結構、支持率が高い。ところが自民党の中で言えば、何か(総理から)おろそうとする動きがありますよね」
自民党 小林鷹之 元経済安保担当大臣
「少なくとも大きな選挙で2回負けてしまったので、これは民間企業でも同じですけれども、誰かが責任を取らなければいけない」
世論調査では、参議院選挙の敗北を受けても、石破総理が「辞任すべき」と「辞任する必要はない」が拮抗している状況です。
地元に帰った議員の受け止めは…
自民党議員
「自民党に近いほど、続投はあり得ないという雰囲気。世論調査とは訳が違う」
「夏祭りで一緒に神輿を担いだような人たちからは『石破さんをあんまりいじめないで』と言われた」
党の選挙管理委員会は来週早々にも次の会合を開き、手続きに関する細部を詰めることにしています。
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