干しシイタケの全国品評会で最高賞に輝いた岩手県山田町の生産者が19日、知事に受賞を報告しました。生産者は喜びの一方で「ナラ枯れ」への危機感を持っています。
県庁を訪れたのは、今年行われた第72回全国乾椎茸品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した山田町の芳賀榮三さんとのり子さんの夫婦と、第58回全農乾椎茸品評会で同じく農林水産大臣賞を受賞した山田町の芳賀隆さんと幸子さんの夫婦です。
受賞の報告を受けた達増知事は、「県にとって大きな希望で誇り」と述べ祝福しました。
今回で8回目の最高賞受賞となる芳賀隆さんは、気温や湿度を慎重に管理しながら生産を続ける一方で、原木となるミズナラやコナラの木が枯れるナラ枯れに危機感を持っています。
(芳賀 隆さん)
「ナラ枯れで最近は木の入手が大変になってきて、病気になった木に菌を植えないといけなかったりあまりいいシイタケが取れなくなってきたのが問題です」
県も市町村と協力しながら対策に乗り出していますが被害は拡大傾向で、今後も岩手が全国に誇る高品質の干しシイタケを生産し続けるために、より効果的な対策が求められています。
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