スポーツ界全体への提言
私自身もかつて高校野球の取材をしていましたが、暴力の現場は何度も見ました。監督が選手を殴っているところを、朝日新聞の記者と一緒に見たこともあります。そういう経験を経て、やはり私自身も反省して、「どこが悪かったのか、なぜ暴力が起こるのか」ということを考えた結果、「スポーツが反暴力の文化であるということが行き渡っていない」というところに私は行き着きました。
今回の事件でつくづくそれ(暴力問題)を思いました。イチローさんのこのコメントからずっともう考え続けて、「もうちょっとこれは私の一生の仕事になるのかな」と思うぐらいですね。これからも機会があったら喋っていきたいと思います。最後に、私は高野連自体に「健全な精神が宿るために体質改善が必要」だと強く感じています。