新潟市で19日、産学官が連携した中高生向けの保育士体験が行われました。保育士の確保を目指し、あの手この手でPR大作戦です。

園児らに絵本を読んでいるのは、保育士…ではなく高校生です。

この中高生向けの保育士体験は新潟市と大学やこども園などを運営する学校法人、保育の人材紹介会社などが連携した取り組みの一環で、目指すは「市内の保育士確保」です。

参加した新潟西高校の3年生 齋藤大輝さんです。現役保育士から指導を受けながら給食の手伝いや寝かしつけを行いました。

普通の体験ならここで終わりですが…
【新潟西高校3年 齋藤大輝さん】「保育士として働くときに気持ちの切り替えが大事だと思う」

保育士への質問タイムや保育士養成支援の説明です。大学や専門学校など保育士養成施設への修学資金は最大120万円借りることができ、卒業後、県内の保育施設で3年間保育士として勤務すると返済が免除されるということです。

たして齋藤さんの心には響いたのでしょうか…
【新潟西高校3年 齋藤大輝さん】「新潟県が他の県に比べて好待遇なことはあまり知らなかったんですけど、新潟県で保育士をやろうと考えた」

【新潟市こども未来部 幼保支援課 佐藤いずみ 課長】「ネットではない情報が親身になって分かる実感できるところが一番の魅力。ほかの関係団体とも一緒に手を取り合いながら保育士確保に取り組んでいきたい」

この保育士体験は今月25日まで市内の保育園や認定子ども園で行われます。