夏休み中の子どもたちが水道について楽しく学びました。
水に関する実験や体験を通して、水道事業への理解を深めてもらうイベントが、19日に仙台で開催されました。

博士:
「油を台所から流してしまうと下水道管の中に詰まってしまうので絶対に流さないでください」

仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれた「水道フェア2025」には、水がきれいになる仕組みや災害に備えた取組みなどを紹介する12のブースが並びました。

こちらは、水道水を作る浄水場の工程を実験を交えて紹介するコーナー。

まずビーカーに入った濁った水に薬品を入れてかき混ぜていきます。
すると汚れが集まり沈殿し、上の水がきれいになりました。その後、砂と砂利が入ったろ過装置を使って無色透明な水が出てくるとこどもたちは興味深そうな様子でした。

参加者:
「砂と小石だけで水がきれいになりびっくりした。水に関することがいっぱいあって水は大事だなと思った」

また、こちらは災害に強い水道管=耐震管がどのような構造になっているかを学ぶブースです。

仙台市水道局職員:
「今は鎖構造といって抜けない管になっている。それを実際に引っ張ってもらって本当に抜けないか体験してもらうものです」

体験した参加者:
「めっちゃ重たい。水道管は抜けにくくて耐震構造がすごいと思った」

仙台市水道局営業企画係 中道和徳係長:
「災害に備えて日々取り組みを進めていて、皆さんに安全安心なおいしい水を届けられるように日々やっていることを少しでも知ってもらえたらありがたい」

主催した仙台市水道局は今後もこうしたイベントを通じて、水道事業への理解を深めてもらいたいと話しています。