
電話交換手志賀晴代役 福間天乃さん(16)
「(自決のシーンで)回線が切れて『だめだ』ってなって、みんなとも別れるのかなと思って…」
電話交換手松橋みどり役 三浦椿さん(16)
「舞台に立って『死にたくなかった』って共感できるようになった。どこかで生きていたらよかったなって」
この夏、「命」と「戦争」に向き合った高校生たち。
脚本・演出 中間真永さん
「それぞれの世代がこの象徴的な演劇を見て何か心に残ることがあって、それが未来や平和につながれば幸せなこと」
堀啓知キャスター:
脚本と演出を手がけた中間さんは高校生たちに戦争の「知識」を教えるのではなく、演じてもらうことで「戦争と平和」について感じてもらえれば、と話していました。
コメンテーター 鈴井貴之さん:
戦後80年、実際に戦争を知っている人は少ないわけで、どんどん風化して行っているのが現状かなと。演じることによって、いろいろ知ることもあるが、そういう演劇を観ることによって、学んだり知ることは大切。終戦記念日が近くなると、こういう特集が組まれ、考えるが、それでもいいと思います。きっかけがあることが大切。
コメンテーター 鶴岡慎也さん:
具体的な出来事を知ることで、戦争の愚かさや、平和の大切さを知ることができる。高校生が自分から演じようと思って、それを伝えてくれるのは、頭が下がる思いです。
堀啓知キャスター:
サハリンを望む稚内市では、集団自決があったあさって8月20日に、今年も平和祈念祭が開かれます。