今年の新サンマ。北海道・花咲港での初水揚げ量は去年の2.5倍以上。「大きさも形も最高」との声があがっています。

炭火で焼かれた「新サンマ」。

漁師のあぶり家 江古田店 会田将治 店長
「(Q.脂のりは?)かなりいいですね」

都内にあるこちらの飲食店では、「新サンマ」を15匹仕入れましたが、2日間で売り切れに。

貴重な“最後の塩焼き”を注文したのは、こちらの8人組のお客さんです。

「マジで美味い」
「脂がのって、この時期でこんなにのってるんだね」

まさに一瞬で平らげてしまいました。

漁師のあぶり家 江古田店 会田将治 店長
「明日以降も例年より少し安く仕入れられそうなので、仕入れていこうと思っています」

今月15日。北海道・花咲港でのサンマの「初水揚げ」に浜は活気づきました。魚体は130グラムから140グラムと、見事な大きさ。

漁師
「(Q.形はどうですか)形は去年よりも最高だね」
「今までに見ないくらい良い。最近ずっと悪かったでしょ」

水揚げ量は、去年の2.5倍以上となる173トンとなりました。

地元の鮮魚店では…

来店客
「友人宅でバーベキューをするので、そこで焼こうかな」

鮮魚店の店長
「魚体は最高。何年も見たことがない、こんなにでかいの。もう、いきなり旬だね」

この新サンマ、札幌で行われた初競りでの最高値は1キロ8万8888円。1匹あたりに換算すると、およそ2万円のご祝儀価格となりました。

きょう、都内の鮮魚店にも新サンマが並んでいました。お値段は比較的大きめサイズが3匹で1058円。

中與商店 武蔵小山店 前里芳樹チーフ
「例年、大きなサイズだと初物は1.5~2倍くらいの値段になる。今年は中型から大型が多く獲れているので、新物から安く提供できている」

さっそく買い求めるお客さんが…

「初めにしては大きいんじゃないかな」
「この大きさだったら安い方かな。(Q.食べ方は?)普通に塩焼きで」

中與商店 武蔵小山店 前里芳樹チーフ
「今年のは大きい、身があって。食べたら脂があって美味しかった」

大きく脂がのっているという今年のサンマ。気になる価格は…

中與商店 武蔵小山店 前里芳樹チーフ
「去年もサンマ自体の値段は安かったので、『今年も少し安いのかな』と思いながらやってます。(今年の初物は)モノがやっぱりいいので、脂があって美味しいので、今、買っていただくのがチャンス」