青森県弘前市では、この先も気温が30℃に達する日が続く見込みのなか、市内の大学で学生や自治体の職員が「熱中症」への対応を学びました。

弘前大学で行われたこの取り組みは、熱中症対策や災害対応の知識を身に着けてもらおうと県と大学が連携して行われました。

講演では、熱中症の種類や症状について説明があり、参加した学生や自治体の職員が救急処置の方法を学びました。

また、簡易ベッドの組み立て方も学び、避難所の運営などを通して厳しい暑さが続く時期に必要な知識を身に着けていました。

参加した人は
「体験することで学べることが多いなと感じていて、避難所生活を体験する機会がめったにないので、今回参加して、いろいろ吸収できたらと思い参加しました。熱中症の危険性や、被災者となった時に、どういうことに注意すればいいか分かった」

県防災危機管理課 山口哲史さん
「酷暑期の避難所体験を通じて、各市町村の資機材の検討の材料にしていただく。実際に自分で体験していただければ、より実効性ある備えができると思い、企画しました」

今週の弘前市は、明後日20日は最高気温が20℃台後半となるものの、それ以外は最高気温が30℃台の予想で、厳しい暑さが続きそうです。