今年度で閉校が決まっている青森市の小学校の児童が制作を手伝った「地域ねぷた」の運行が、この週末に行われました。ねぷたには子どもたちの学び舎への思いが込められています。
青森市浪岡に姿を見せた地域ねぷたは、本郷小学校の子どもたちが制作を手伝いました。
学校は、創立133周年を迎えた今年度で閉校し、歴史に幕を閉じます。
今回は、子どもたちの学び舎への「思い」や「感謝の気持ち」が書き入れられました。
本郷小学校6年 小野楓斗さん
「本郷小の全部が好きって書きました。(ねぷた運行ができて)楽しくもありますし、うれしいというのもある」
本郷小学校4年 秋元咲希さん
「最後の本郷小学校を楽しみたいと書きました。練習してきた成果を出せるからうれしいです」
地域を挙げてのねぷた運行は6日間にわたって行われました。
16日は、約250人が参加。子どもたちも元気よく掛け声をあげながら街を練り歩きます。
この地域ねぷたは14年前に誕生した当初から、地元の子どもたちがねぷたの絵の貼り付けや運行に参加してきました。
参加者
「うれしすぎてたまらない気分です。みんなでヤーヤドー言うところが楽しいです」
「めちゃめちゃ楽しいです。練習してきたのを思い切り発揮できたのでよかったです」
本郷ねぷた幸寿会 運行責任者 鎌田宏祐さん
「本郷小学校は今年でなくなるんですけれども、ねぷた会は子どもを通して、大人だけではできないので、子どもを通して地域の活性に携われるような行動をしていけたらいいと思う」
本郷小学校の子どもたちは、囃子や掛け声で祭りを盛り上げ「地域ねぷた」の歴史にしっかりとその名を刻みました。