福島県南相馬市に、かつて特攻隊の訓練基地となった飛行場がありました。小学生時代のほとんどが太平洋戦争中だった男性の証言をもとに、当時の様子を振り返ります。
南相馬市原町区の大槻明生さん(91)。
大槻さん「『戦争はだめだよ』というのが一番の伝えたい部分だね」
大槻さんが生まれ育ったこの場所には、飛行場がありました。かつて若い航空兵たちが訓練を積んだ原町飛行場です。のどかな風景の中に、今もその面影が残っています。

大槻さん「やっぱり原町にこういった飛行場があったというだけでもすごく他の町とは違う面があったと思うし、その分空爆もひどかった。飛行場があったために」
