宮城県庁で開かれた会議には、専門家や県の担当者など、8人の委員が出席しました。

この中では、ツキノワグマによる人的被害の未然防止に向けて、適切な個体数管理計画について話し合われました。
この計画は、2024年4月にクマが捕獲や被害対策を必要とする指定管理鳥獣に指定されたのを受けたものです。

宮城県では、2025年10月20日頃から約2か月間、人里に近い地域=緩衝地帯である仙台市青葉区作並と栗原市栗駒中野地区で、合わせて10頭のツキノワグマの捕獲することを目標としています。

計画は原案の通り了承されました。
宮城県自然保護課・砂金義徳課長
「非常に繁殖力の低い動物なので保護と両立して、人身被害の恐れのある生活圏への侵入の恐れが多いものについて個別に捕獲を行う」

宮城県では2025年度、クマの目撃情報が541件に上っていて全域にクマ出没警報を出して警戒を呼びかけています。
