岩手県内では8月に入り7件の死亡事故が相次いで発生しています。こうした事態を受け県警は「交通死亡事故多発警報」を21日まで発令し、期間中、街頭活動や取り締まりを強化して事故防止を呼びかけています。

県警によりますと、県内では今月7日からきのうまでの11日間で、7件の交通死亡事故が発生し7人が亡くなっています。おととい午前には金ケ崎町永栄の県道で乗用車同士が正面衝突する事故で、40代の男性会社員が亡くなりました。また、17日未明には盛岡市茶畑の国道で店舗の駐車場から左折してきた軽乗用車が北進中のバイクと衝突する事故があり、バイクを運転していた18歳の男性が死亡しました。

県警はこうした事態を受け「交通死亡事故多発警報」を17日に発令しました。この警報は7日間以内に7件以上の交通死亡事故が発生した場合などに発令するもので、県内での発令は2023年1月以来となります。

(県警本部交通企画課・今村真課長補佐)
「暑さや帰省客による長距離運転で疲れ、集中力の欠如などが事故要因と考えられます。まだまだ暑い日が続いていますが、疲れが出る前に早めに休憩を取って、集中力を保って運転をしていただきたいと思う」

「交通死亡事故多発警報」は21日までで警察は期間中、赤色灯を点灯させてドライバーに注意を促す「レッドフラッシュ活動」といった街頭活動のほか、交通指導の取り締まりを強化するなどして交通死亡事故の抑止に取り組みます。