新潟県が主催する棚田保全のボランティアに花角知事が参加し、草刈り機を使ってボランティアたちと一緒に汗を流しました。
十日町市の星峠の棚田で草刈り機の使い方を教わるのは花角知事です。

県が主催する棚田保全のボランティア、「ガチ棚」に参加しました。
「ガチ棚」とは、その名の通り体力勝負の本気の草刈り活動。これまでのボランティア参加者から、さらなるハードワークを求める声が上がっていたことから、今年7月に初開催され、2回目の17日は県内外から18人が参加しました。

【花角英世知事】
「ガチ棚に参加していただいた皆さん、ご苦労様です。よくやろうという気になりましたよね」

農水省が認定する「つなぐ棚田遺産」に、全国でもっと多い8つの市と町の36の棚田が選ばれている新潟。ただ、地域の高齢化や担い手不足により棚田の維持は難しくなっているのが現状です。

そうした中、県は交流人口の拡大などを目指して、今年を「にいがた棚田みらい元年」と位置づけて取り組みを展開。この「ガチ棚」もその一つです。

【花角英世知事】
「楽しいですよね、30分くらいであれば。ただ、かなり重いので何時間も、毎日となると大変な重労働だなと実感しました。棚田は風景として、まさに日本の原風景のようなもの。これを未来につないでいかなきゃいけないと」
県は現在、フォトコンテストを開催しているほか、11月には十日町市でフォーラムを開くなどして、新潟を“棚田県”としてPRしたいとしています。
