岩手県平泉町の盆の伝統行事大文字の送り火が16日、行われました。

大文字の送り火は毎年8月16日に先祖の供養をするために行われています。16日は中尊寺で法要が行われた後、本堂にある「不滅の法灯(ほうとう)」から地元消防団に種火が引き継がれました。午後8時ごろ、束稲山(たばしねやま)の駒形峯中腹に組まれた火床64基に点火されると、幅約80メートル、縦約100メートルの大文字が夏の夜空に浮かび上がりました。

(見物客は)
「小さい子どもも大きくなってるんで(亡くなった)おじいちゃんに(孫が)大きくなったよ。また帰ってきてねと思って見てました」

訪れた人は打ち上げられる花火を楽しみながら去りゆく夏を惜しんでいました。