ガザでの惨状を伝える記者殺害
10日、中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」は、ガザで取材活動をしていた記者4人がイスラエル軍の攻撃で殺害されたと発表。

そのうちの一人、アナス・シャリフ記者(28)は、SNSで世界中に183万人のフォロワーを持ち、時には涙を流しながら、ガザの“惨状”を伝えていました。
「2時間前からガザ市で攻撃が激化している」とSNSに投稿した直後、メディアテントにいたシャリフ記者は、無人機の攻撃を受け死亡しました。
「どうか沈黙しないで」同僚に託したメッセージ
その後、死亡した場合に備え、同僚に託していたメッセージが公開されました。

死亡したアナス・シャリフ記者のメッセージ
「みなさん、どうか沈黙しないで、ガザの土地と人々の解放に向けた架け橋となってほしい。占領された我々の故国のうえに、尊厳と自由の太陽が上るまで」
シャリフ記者の殺害を受け、アルジャジーラは「報道の自由に対する露骨で計画的な攻撃だ」と批判。
イスラエル軍は、攻撃を認めたうえで「ジャーナリストになりすましたハマスの一員だ」などと主張しています。
国連によりますと、ガザ地区では、この2年間に240人以上のジャーナリストが殺害されています。














