原爆被害の実相を多くの人に知ってもらおうと写真や絵画などを集めたパネルが仙台市内で開かれています。

仙台市の太白区文化センターで16日から開かれているパネル展では、原爆や被爆者に関する写真や絵画およそ150点が展示されています。

80年前に広島と長崎に原爆が投下された当時の様子を記録した写真や広島の高校生が被爆者の体験談を聞いて描いた絵など、当時の悲惨な状況がまざまざと浮かび上がっています。

県原爆被害者の会 木村緋紗子会長(88):
「祖父の看病を1週間しました。皮膚がむけている、ただれている。そういう中で白いのはみなウジ虫。それを取るのが私たちの仕事だったんです」

訪れた人たちは、原爆の恐ろしさを改めて感じ取っていました。

この原爆パネル展は、17日午後6時まで開かれています。