日本を代表する詩人で、去年11月に92歳で亡くなった谷川俊太郎さんが手がけた絵本の世界を紹介する展覧会が県美術館で開かれています。

会場には谷川さんに魅せられた多彩なクリエイターが独自の解釈で絵本の世界観を表現した原画や映像、オブジェなどが並んでいます。

絵本「ことばあそびうた」を題材にした作品は、床に「けんけんぱ」遊びの円と「かっぱ」という詩の一部が書かれ、日本語の言葉のリズムや音の楽しさが体感できます。

また絵本「もこもこもこ」のコーナーでは、谷川さん本人の朗読を寝転んで聴きながら、スクリーンに投影される映像を楽しむことができます。

(宇野茉莉花学芸員)

「実際に絵本の世界の中にもぐりこんで体を動かして声に出してそういうふうにして楽しめる展覧会になっていると思いますので、ぜひ実際に声に出したり体を動かしたりしてこの谷川さんの絵本の世界の中に入り込んでいただけたらなと思っております」

この展覧会は来月1日まで開かれています。