8月15日は戦後80年、終戦の日です。これに合わせて盛岡市で戦没者の霊を慰め、戦争の記憶を後世に伝え、平和を願う行事が営まれました。


盛岡市の岩手護国神社で行われた戦没者追悼平和祈願祭には、2025年も遺族の代表ら約200人が参列しました。正午の時報に合わせて黙とうをささげた後、東京での全国戦没者追悼式の中継音声を通じて、天皇陛下のお言葉に耳を傾けました。

この後、遺族たちは戦没者の名前が書かれた「火焚き串」を火にくべると、燃え盛る炎に手を合わせ、失った最愛の家族らを悼んでいました。

(2歳の時に父が戦死した女性)
「湧き上がるような記憶がないのよ、赤ちゃんの時に別れたから。若かったから23歳で死んだそうです」

(遺族の男性)
「遺族にすればやはり今も戦争というのが起きてることに関しては非常に怒りというのを感じている次第です。戦争で亡くなる方が少なくなるということを念じている次第です」
戦後80年を迎え、参列者は戦争の記憶を風化させず、平和への誓いを新たにしていました。














