高校野球の育成と発展に尽くした指導者を表彰する「育成功労賞」を、川内高校や鹿児島工業高校などで監督を務めた中迫俊明さん(65)が受賞し、15日に甲子園球場で表彰を受けました。
中迫さんは2006年に鹿児島工業高校を率いて夏の甲子園に初出場しベスト4に導いたほか、川内高校では後にプロ野球巨人などで活躍した木佐貫洋投手を育てるなど、育成や発展に尽力しました。現在は日本高校野球連盟の技術・振興委員やMBCラジオの高校野球解説者も務めています。
中迫さんは高校野球連盟を通して「高校野球の魅力にとりつかれて、日々選手たちと練習、試合に励み続けた29年間だった。甲子園球場に入った時の感激は今でも忘れることはない」とコメント。
後進の指導者には「どんな状況でもあきらめずに追い続ければ、いつか叶うことがある。最後まで追い続けてほしい」とエールを送りました。