きょう8月15日は、80回目の「終戦の日」です。鹿児島市で戦没者の慰霊祭が開かれました。

鹿児島市の探勝園で行われた慰霊祭には、第二次世界大戦で亡くなった人の遺族や関係者らおよそ120人が参列しました。

式では、山下小学校6年・柴田桜さんらが慰霊の言葉を述べました。

(山下小学校6年 柴田桜さん)「戦争の悲惨さを忘れず、平和の大切さを胸に刻むことが重要です。私たちの世代、未来の世代に平和な世界を残すことを誓います」

参列者は献花台に花を手向け、平和への思いを新たにしていました。

(父親がパプアニューギニアで戦死 小野田喜美子さん(85))「初めて、戦後80年なので、『お父さん一緒に行こう』と連れてきた。(参列した)若い人たちがそのまま日本の未来を担ってくれたら、次の80年も平和は間違いない」

鹿児島市でも終戦の年の1945年3月から8月にかけ、8回の空襲で3329人が亡くなりました。