大分県豊後大野市で14日夜、お盆の伝統行事「小松明火祭り」が行われ、田園一帯が幻想的な雰囲気に包まれました。

「小松明火祭り」は、田んぼの害虫を追い払う「虫おい」として江戸時代に始まったとされる豊後大野市緒方町の伝統行事です。

14日は、およそ1万本の松明に炎がともされ、鳥居や宝船などを松明で形づくる「炎の造形」もお目見えし、訪れた人たちを魅了しました。

(訪れた人)「火が明るくてきれいです」「本当にすばらしく、美しかったです」「徐々に火がついていく様子がすごく幻想的だなと思いました」

緒方平野の五穀豊穣を願う伝統行事は、今年も多くの人たちに故郷の風景として刻まれました。