沖縄県民の婚活を県が支援するマッチングシステムの試験的な運用が14日、始まりました。

少子化対策の一環として運用するもので、県が県民の婚活を支援する「沖縄えんまーるサポートセンター」をオンライン上で開設。出会いの場を提供するマッチングシステム「おきなわ結(ゆい)マッチ」の運用などを手がけます。

14日から運用が始まっている「おきなわ結(ゆい)マッチ」は、結婚を希望する18歳以上の男女で、県内在住か近い将来沖縄への移住を予定している人が利用できます。

一般会員は2年間で1万円の登録料を支払い、独身であることを証明する公的な書類などをそろえ、年齢や結婚歴、子どもの有無などを登録します。

そしてプロフィールをもとに気になる相手に「いいね! 」を送り、相手からも「いいね! 」が返ってくるとメッセージのやり取りができるようになります。

事業費は約1230万円で、3分の2はこども家庭庁の交付金で賄うということです。

「おきなわ結マッチ」への登録は、今年9月までは社員の婚活支援に積極的な「おきなわ出会い応援企業」(123社)の従業員や、過去に県主催の婚活イベントに参加した人が対象で、10月以降、一般の人も登録できるようになるということです。

「おきなわ結マッチ」は出身中学校や高校などが同じ人には身元が知られないように非表示にすることも可能だということで、地域社会が狭い沖縄の特性にも配慮した仕組みとなっているそうです。