寺嶋教授「9月上旬頃までは増え続けるのでは」

山形キャスター:
「コロナの感染の増加」はいつまで続くのでしょうか。

5年前(2020年)、コロナが流行して初めてのお盆休みの様子を見ると、「成田空港」ではガイドポールが並べられていますが、人の列はありません。人は少なく、みなさんフェイスガードやマスクをしています。

また、当時、自治体によっては帰省の自粛も呼びかけられていました。例年なら人で埋め尽くされる新幹線のホームも人が少ないです。この年、お盆休みは感染者数にそこまで影響を与えませんでした。

その2年後(2022年)、3年ぶりに行動制限がなくなったお盆休みの様子を見ると、東京駅のホームを2020年と比べると、人の多さは一目瞭然。多くの利用者がいました。

また、帰省前にコロナの陰性を証明するため、PCR検査場には行列もできていました。皆さんマスクを着用し、感染対策はしっかり行っていましたが、移動することが増えたことで、お盆明けに感染者数は過去最多を更新しました。

今の状況はどうなのでしょうか。東京歯科大学・寺嶋毅教授は「コロナの流行は12週がサイクル。9月上旬頃までは増え続けるのではないか」と話しています。

手洗い、消毒、マスクなどの、従来の感染予防をする。また、体調不良を感じた場合は、重症化リスクが高い高齢者とは長時間の接触は避けるようにしてください。

そして、水が飲めないほど、のどが痛くなった場合は、医療機関を受診してほしいということです。

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