雨の日や突然の夕立ち。道路脇にできた水たまりをそのまま突っ切った瞬間、歩道の歩行者にバシャーン!――そんな光景、見たことがある人もいるのではないでしょうか?わざとじゃないし、仕方ないよね」で済ませていませんか?実はこれ、道路交通法違反になる可能性がある行為なのです。

自動車学校の教習では「かけない運転」が基本

広島市の広島中央自動車学校で教習指導員を務める大島洋祐さんに聞いてみたところ、教習では、「歩行者がいるときは速度を落として水をかけないように」と指導していると言います。

広島中央自動車学校 教習指導員 大島洋祐さん
「余裕があれば水たまりを避けますし、避けられないときは徐行して通過します。とにかく、歩行者に水をかけない運転を心掛けるのが基本です」

Q.では、もし水をかけてしまったら…?

広島中央自動車学校 教習指導員 大島洋祐さん
「そこまでの場面を教習で扱うことは少ないですが、正直、ほとんどの人がそのまま走り去ると思います。教習生自身もこの様ないやな経験をされたこともあろうかと思います。だからこそ、“かけないようにする”ことが何より大事です」