試験的な販売、新たな価値の創出へ

キャベツで育てたウニのおいしさを知ってもらおうと、道の駅阿武町で試験的に販売しました。

殻を割って並べたウニは身がぎっしりです。

福本真司さん
「保存料、使ってないんで、苦みもなくて甘くて食べやすいんですよ。キャベツ食べてますこのウニ」

50個限定で、一つ350円です。次々と売れていきました。

購入した人
「ウニ大好きなんで、絶対おいしいウニ食べたいって、連れてきてもらってもらいました。楽しみです」

店での提供を検討している人もいました。

萩市で飲食店経営
「板ウニほど高い形で売らなくてすむんで、こちらも販売のやり方もやりやすいので、いい商品だと大変思います」

萩市で海の家経営
「契約は今年はだめね。来年から、もしかして決定したら何個ってできるね」

評判は上々です。

福本真司さん
「そういう需要があるっていうこともきょう知ることができたんで、そういうところで、つながっていけたらいいかなと思いますね。イベントとしてそういう意味でも大成功だったかなと思いますね」

まだ、始まったばかりの取り組みですが新たな事業として成立させることが、持続可能な漁業につながると期待しています。

福本真司さん
「実際漁師になってみて、磯焼けの問題が深刻になっていて、資源が減ってきているということを目の当たりにして、何かできることはないかという思いはありましたね」

磯焼けの原因の一つとされるウニをやっかい者にはしたくない。うまく管理することで、新たな価値を生み出そうとしています。