早くも新米の収穫です。宮城県涌谷町で14日にひとめぼれと比べて2週間から1か月ほど早く生育が進む極早稲品種の稲刈が行われました。

稲刈りが行われたのは、宮城県涌谷町吉住のコメ農家、黒澤重雄さんの田んぼです。

イネは、黒澤さんが2001年から独自に栽培している極早稲品種のブランド米「おもてなし」です。

ひとめぼれと比べて2週間から1か月ほど早く生育が進み、2025年は、これまでで最も早く稲刈り初日を迎えました。

黒澤さんによりますと、心配されていた雨不足や高温による影響もなく、生育は順調に進み品質の良い新米に出来上がったということです。

コメ農家 黒澤重雄さん:
「新米は喜んでくれる。それがコメ農家にとっては嬉しいこと。(消費者に)喜んでもらえるという気持ちを伝えたいと思ってきょう稲刈りをした」

2025年は、5.2haで農薬や化学肥料を使わず育てられ約20tの収穫が見込まれています。

おもてなしの稲刈りは、8月末まで続き、関東地方の生協や仙台のデパートなどで販売されます。