■結婚して約60年「波乱万丈」乗り切る


若いころから料理が好きで、仙台の工業団地にある社員食堂で働いていた徳雄さん。そこで運命の出会いがありました。

遠藤徳雄さん:
「きっかけはね、大きな社員食堂のお客さんが何百人ているでしょ、そこに食べにきたお客さんなんです。自然とこうなったんだね、ハハハ」


大崎市古川出身の徳雄さんと、田尻出身のサツ子さんは意気投合。2人は夫婦となります。

その後、飲食店の経営を始め、多い時には県内に7店舗を構えるほどに。
しかし徳雄さん、40代で一念発起。

遠藤徳雄さん:
「なかなか飲食店も大変だから飲食店やめて、今度は呉服商に切り替えたんです。飲食店はパッと7軒すべてやめた」

二人三脚で呉服の販売をしていましたが、90年代後半、貸衣装が増え始めると…

遠藤徳雄さん:
「呉服が今度ぴたっと売れなくなったんです。これはだめだとまた飲食店に切り替えた」

妻・サツ子さん:
「70歳でやめたのね。反対したんだけどだめだった」

時代の流れを見極め、自宅で開いたラーメン店は、知る人ぞ知る人気店になりました。