8月9日は全小学校で平和授業する長崎市

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「8月9日、夏休み、さらに土曜日なのですが、各学級に児童たちが集まって平和授業を受けています」
平和授業を受けていたのは、爆心地から4キロほど離れた長崎市立諏訪小学校の児童たち。

原爆の日である8月9日には平和祈念集会が行われ、原爆資料館などで学んだことを動画にまとめて発表したり、それぞれの学年で考えた平和へのスローガンを発表したりしました。
そして、原爆が炸裂した午前11時2分。

「黙祷・・・」
全校児童が手を合わせ、黙とうを捧げました。
Q8月9日はどんな日ですか?
6年生
「長崎の人にとって一番重要な日だと思います。長崎を最後の被爆地にしないといけない、戦争を繰り返してはいけないということを学んできました」
6年生
「戦争は二度とやってはいけないし、伝える人がいなくなっているから知っている人が知らない人に伝えるようにしていくことが大切だと思います」
諏訪小学校では、年に少なくとも3コマ以上の平和授業を行っています。
また、30年前から長崎市のすべての小学校では毎年、被爆者による講話を実施しているということです。

長崎市立諏訪小学校 田中穂積 校長
「長崎は広島と並んで被爆した世界に二つしかない町ですので、その町で実際に起こったことをその場で学ぶというのは、他のところでできないことだと思う。しっかりと意識しながら、平和学習を私達も進めていきたいし、これからも若い世代には学んで欲しいなと思っています」
長崎市のすべての市立小学校、67校で行われている夏休みの登校日。
福岡県の一部の小学校でも行われていますが、年々実施校は減っています。