石川県七尾市内では、大雨でコメなどの農作物にも影響が出ています。
牛田和希キャスター「田んぼののり面かなり激しく崩れてますね」
田谷樹さん「雨は大したことなかったけど朝見回りにきてみてとんでもない状況になっていてびっくり」
七尾市中島町藤瀬の山あいでコメを育てる田谷樹さん。12日、田んぼ近くののり面が崩落しました。田んぼにも亀裂が入り、コメの成長に欠かせない水が田んぼから流れ出る事態になっています。

田谷樹さん「(今回)新たな地割れができたりして、この水もすぐ抜けるようになってしまったりして収穫まで無事にいけるのかなと心配はある。結局ずっと地震の影響を引きずってる、それにまた雨が加わってこれからまた何年続いていくのかなと」

田谷さんによりますと、2024年1月の能登半島地震で田んぼの脇を流れる用水路の水量が少なくなっていて、今回の大雨で水の流れが変わりさらに少なくなったということです。
田谷さんは大雨による田んぼの地割れで水が田んぼ全体に十分に行き渡らず、コメの収量は例年の3分の2ほどに留まるのではないかと話しています。

田谷樹さん「ちょうどこれ花がさいてる時期、これが無事に受粉してちゃんと稲穂を垂れてくれるといいなと、本当に切実な思い」