心臓の治療で先月から新しい薬を服用中の上皇さまが宮内庁病院を訪問されました。

きょう午前10時半すぎ、マスク姿の上皇さまは報道陣などに会釈をして、皇居・半蔵門を通って宮内庁病院に向かわれました。検診のためで、急を要するものではないということです。

上皇さまは、今年5月に「無症候性心筋虚血」と診断され、その後、心臓の負荷をやわらげる薬を服用するため、先月、東大病院に5日間、入院されていました。

入院中に「上室性不整脈」と診断されましたが、現在まで上皇さまに痛みなどの自覚症状はなく、新たな薬による副作用もないということです。

また、上皇さまは筋力維持のため、お住まいの仙洞御所内を歩くなど、軽い運動を続けていますが、現在、退院直後よりも運動の量や強度を上げられているということです。

きのうは、上皇后さまと一緒に、お住まいで天皇皇后両陛下からモンゴル訪問の報告を受けられていました。