記録的な大雨に襲われた熊本県では、8日ぶりに「猛暑日」が予想されるなか、断水した地域で給水作業が続いています。

熊本県では、午前9時の時点で気温が30℃を超える地点もあるなか、県の中央部・美里町では、8地区670戸で断水が続いています。

町はきのうから町内4か所に給水所を設置していて、きょうも朝から水を求める住民たちが集まりました。

熊本・美里町の町民
「飲み水もないので、ここに頼るしかない。不便です、トイレが」

町は、昨夜から貯水タンクへの送水を再開し、きょう中の復旧を目指しています。

今回の大雨で熊本県では2人の死亡が確認され、いまだ2人の安否がわかっておらず、捜索が続いています。

熊本市北区ではきのう、安否がわからなくなっている男性の車とナンバーが一致する軽乗用車が川で見つかり、きょうも捜索が続いていますが、男性の発見には至っていません。

一方、熊本市南区の捜索現場では、きょう午前、高齢の男性とみられる遺体が見つかりました。警察は安否のわからない男性の可能性もあるとみて、身元の特定を進めることにしています。