日経平均株価が連日最高値を更新し、史上初めて4万3000円台に乗せています。証券会社から中継です。

午前の取引は4万3301円で終了し、史上初めてとなる4万3000円台をつけました。ただ、市場関係者からは「投資家心理がやや楽観的になりすぎている」との声も聞こえてきます。

「日本もいいですけど、アメリカの株も高値更新ですから」
「アメリカの利下げ(観測)が多分、一番大きいんですよ」

きょうの値上がりのきっかけは、昨夜、発表されたアメリカの消費者物価指数です。懸念されていたインフレが確認されず、FRBの早期利下げ観測が広がりました。

また、きのうもトランプ関税の不透明感がやわらいだとして、日経平均株価は最高値をつけています。

ただ、市場関係者からは「▼企業業績は好調とは言えず、▼ここまで値上がりするのはやや不可解だ。▼いまの相場は楽観的すぎる」との指摘も聞かれます。

今後、トランプ関税で不透明感は増さないか、そして、企業の業績は本当に改善していくのかが焦点となります。