■柴田慎吾新監督(40)

Q)初練習を終えて監督としてもスタートを切りましたが、いま気持ちは?
本当にいよいよというか、強い思いを持って就任しましたが、実際ピッチに入れば、1サッカー人としてもシンプルに目の前のトレーニングに入り込めて集中できました。
いままでやってきた指導現場と、さほど変わらないなっという印象でした。自分自身でこういう気持ちになるんだというのはちょっと感じました。
Q)指導スタイルは、元々のアカデミーの頃から変わらない?
どういうふうに受け取られたかわからないですが、多分変わらないと思っています。
Q)監督就任にあたって、いつどのようなタイミングで話があり決断に至るまでの経緯は?
長崎戦の後になります。心の動きとしましては、いつかはトップチームの監督を夢見て、プロライセンスも取得しました。
アカデミーで選手と一緒にトップチームを目指しながら、夢を追いながらやっていた中で、現役のJリーグの監督とかからも話を伺える機会があり、本当にある日突然来るから準備だけはしておいた方がいいと聞いていました。それが現実になったという形なので、驚き半分、予想も半分でした。
いろんな感情が入り交じっていますが、本当に覚悟を持って決意したという形になります。

Q)家族への相談も含めて即決でしたか?
パパがやりたいなら頑張りなさいという形で娘たちも応援しています。
Q)石水社長は、柴田新監督は元々このクラブのイズムを持っていると話をしていましたが?
やはりミシャさん(ミハイロ・ペトロヴィッチ元監督)がこのクラブに本当に残してくれた、攻撃的なフットボールというものを本当に継承して、もっともっと深めていきたいというふうに思っています。
その中で個人的には、先ほど選手たちにも、どういうフットボールをしたいのか、ちょっと熱い思いを話したんですけども、フットボールは本当にスペースの奪い奪い合いだと思っています。
一言で表すなら、スペースにアタックするスペースアタッキング、俺たちのフットボールはスペースアタッキングだということを選手たちと、先ほど共有させてもらいました。
Q)秋田戦が迫っている中で具現化する時間がかなり限られてると思いますが?
難しい作業になるかと思いますが、シーズン途中での就任になりますので、やはりプレシーズンを通して1からチームを作っていく時間はないっていうのは重々承知してます。
今までのベースの中で、僕自身のフットボールの色というのを付け加えていけたらな、というふうに思っています。
簡単じゃないことは理解していますが、そこは本当に選手スタッフと一丸となって、目の前の秋田戦に可能な限り新しいフットボールを表現して、何よりも勝ち点3を取るというところに向けて、フォーカスしてやっていきます。
Q)クラブとしての目標はJ1昇格。勝ち点も含めて、数字の逆算は?
これもミーティングで伝えたんですが、どんな状況でもいい、何位でもいい。何が何でもJ1に行くと伝えたので、いまのチーム事情で言うと何勝何敗でとかそういうペースよりも、とにかくそこに向かって全員でやってくんだっというところを、共有をしたところです。
Q)サポーターに向けてどんなサッカーを見せたいか?
貴重な時間を使ってチケットも買っていただいて、来ていただくので何よりもまずはフットボールを楽しんでもらいたいと。
我々のクラブのフィロソフィー、存在意義でもある、赤黒の輪で夢を繋ぐというところがあるんですけども、しっかり勝利して、その夢をどんどん広げて、J1昇格という夢に向かって一体となってやっていく。ぜひ応援よろしくお願いいたします。