一躍、全国からも注目を集める存在となった末吉ですが、チームには、切磋琢磨する多くの2年生投手がいます。

背番号10番を背負う、新垣有絃(あらかき・ゆいと)投手は、ファーストを守る副キャプテン・新垣瑞稀(あらかき・みずき)選手のひと学年下の弟。この夏は、兄弟での甲子園出場を決めました。

▼新垣有絃投手
「自分が投げて抑えて勝てたら一番。それを目指して頑張りたい」

今年、春のセンバツ甲子園2回戦で横浜高校と対戦した際に、大事なマウンドを任されたのが、新垣有絃投手でしたが、全国屈指の打線を相手に初回、いきなり3失点で降板。先発の役割を果たすことができませんでした。

センバツの舞台で味わった悔しさを糧に、ボールに磨きをかけてきた成果がこの夏に表れ、夏の沖縄大会では、2試合、12イニングを投げて、失点1。

エースの末吉にも負けない投球で、チームの甲子園出場にも大きく貢献しました。この夏こそ日本一を目指すチームの一員として、悔しさを味わったマウンドでのリベンジを誓っています。

このほか、U-15の日本代表経験もある大城諄來(おおしろ・じゅらい)投手や、田場典斗(たば・てっと)投手ら2年生の好投手がひしめく沖縄尚学の投手陣。

甲子園のマウンドで、躍動が期待されます。沖縄尚学は14日(木)第2試合、徳島県代表の鳴門高校と対戦します。