子どもたちに和菓子に親しんでもらいたいと、花や魚など本物にそっくりな工芸菓子の作品展が岡山市北区で始まりました。

今にも音が聞こえてきそうな、夜空を彩る大輪の花火。さらには夏の風物詩、ひまわりや朝顔に金魚すくいまで…すべて「食べられる素材」だけで作られた工芸菓子です。

岡山市北区の吉兆庵美術館で始まった工芸菓子の作品展には、本物そっくり、またよく見るとくすっと笑える作品など約100点が展示されています。

(来場者)
「なんか生きているみたい、あのスズメとか飛んじゃいそうな、今にも」
Qお菓子で作られているの知ってた?「知らんかった、すごい」

こちらは今年の全国菓子大博覧会で日本一に輝いた「花美麗鳥」。クジャクの飾り羽だけで、約7300個のパーツを使ったという大作です。

(宗家源吉兆庵工芸室 祇園公子さん(※祇園のへんは「ネ」)
「本物により近づけるというのが一番こだわりだと思います。涼しいこの冷房の効いた所で夏を満喫していただければ」

職人の技が光る作品展は、吉兆庵美術館で今月(8月)28日まで開かれています。