イスラエル軍の攻撃だけでなく、飢えによって命を落とす子どもが増え続ける中、新たにやせ細った人質の映像が公開されました。
輸送機で支援物資8トン投下「缶詰一つで命がけだ」
JNNのカメラが乗り込んだのは、ヨルダン軍の輸送機。向かった先は…

増尾聡リポーター
「上空からでも、ガザが極めて破壊された様子が分かります。ほとんど全ての建物がぺしゃんこに崩れ落ちています」
眼下に広がるガザは、焼け跡の残る地面や、灰色の瓦礫に覆われていました。

増尾聡リポーター
「今ガザへと支援物資が投下されていきます」
この輸送機で投下した支援物資は8トン。人口200万人を超えるガザでは、1日2000トンの物資が必要とされています。

地上では、投下された物資を手に入れようと人々が奪い合う様子も。

ガザ市民
「缶詰一つで命がけだ。親切な人が引き上げてくれなければ圧死しているところだった」
また、パラシュートが開かず、落下した物資の直撃を受けて死亡する事故も相次いでいます。
空中投下を行っているのは、パレスチナを支援してきた中東諸国や、人道状況に危機感を強めるヨーロッパの国々など。

イスラエルがガザを封鎖して物資の搬入を制限し、事実上の“兵糧攻め”を続けているため、空中投下に頼らざるを得ないのです。














