愛媛県の松山市教育委員会は、2022年度、垣生中学校に勤務していた教諭のルール違反をきっかけに、当時の名簿データが流出していたと発表しました。

松山市教委によりますと、流出していたのは、2022年度当時の垣生中学校の全ての生徒413人分の名簿データで、中には住所や氏名、保護者の氏名なども含まれていました。

7月22日、一般市民から名簿データの提供があり調査を進めた結果、当時、垣生中に在籍していた教諭が、ルールに反して校内の教材用フォルダに名簿データを保管していたことが分かりました。

そして、それを発見した当時の1年生がデータを抜き取り、25年6月までにLINEなどで同級生3人に拡散し、最終的には一般市民を含む6人が保有する状態になっていました。

6人が保有していた名簿データは既に削除され、その他の流出は確認されていないということです。

松山市教委は、教職員に個人情報の取り扱い徹底を指導する一方、8月中にも当時の保護者に説明会を開く予定です。