先月以降、雨の少ない状態が続き、愛媛県松山市の水がめ、石手川ダムは貯水率が平年を大きく下回っていて、石手川渇水調整協議会は、9日午前0時から取水制限を始めることを決めました。

石手川流域の降水量は、平年と比べ、先月がおよそ3割、今月に入ってからはおよそ2割に留まっていて、ダムの貯水率は8日午前10時時点で75.4%と、平年の同じ時期を13ポイント近く下回っています。

これを受け、ダムの利水者らでつくる石手川渇水調整協議会が8日開かれ、9日午前0時から取水制限を始めることを決めました。

カット率は、上水道が5%農業用水が20%、灌漑用水が5%となっています。

(国交省松山河川国道事務所・蓜島洋伸所長)
「ダムの管理については最善を尽くす。改めて市民の皆さまには、節水に協力をお願いしたい」

ダムの取水制限が始まることを受け、上水道を供給している松山市の公営企業局は8日午後、渇水対策委員会を開き、対策を話し合うことにしています。