気象台は霧島市の大雨特別警報を大雨警報に切り替えました。ただ、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いているとして、引き続き厳重な警戒を呼びかけています。

県本土ではきょう8日未明に2回、線状降水帯が発生し、午前5時には霧島市に大雨特別警報が発表されました。

霧島市溝辺では1時間に107.5ミリの猛烈な雨を観測し、1976年の統計開始以来、1位を更新しました。霧島市では降り始めからの総雨量が500ミリを超え、8月の平年値のおよそ2倍となっています。

姶良市でも1時間に111ミリの猛烈な雨を観測しました。

姶良市蒲生町では住宅が土砂崩れで全壊し、女性2人が搬送されましたが、30代の女性と連絡がとれなくなっています。

霧島市の大雨特別警報は午後1時半に大雨警報に切り替わりましたが、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いているところがあります。
気象台は薩摩、大隅地方ではあす9日夕方まで土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。