俳優の菅野美穂さん、赤楚衛二さん、そして白石晃士監督が映画『近畿地方のある場所について』初日舞台挨拶に登壇しました。映画は、発行部数35万部を突破した話題沸騰中の同名小説を実写化した「場所ミステリー」です。



上映直後の舞台挨拶ということで、ホラー作品である今作を観て怖がっているであろう観客に対し、菅野さんは “ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ!” と、「学園天国」のメロディーで、ハイテンションに呼びかけ。観客からも同じように返してもらうという突然のコール&レスポンスで笑いを巻き起こしていました。

演じる上での心構えについて、菅野さんは “私は肉食の、骨付き肉を生でも食べる女性だというような気持ちでやりました” と、独特な表現。さらに “躊躇っていうのはカメラに映ると思うので、振り切るというか、フルスイング。「大谷翔平!」みたいな。「翔平!肉!」みたいな” と、ひとり盛り上がっていました。

赤楚さんは、 “呪われたことないから、どうやって演じようかというのが悩みポイントでした” と、役作りには苦労したそう。菅野さんは、そんな赤楚さんの演技について “私もプレビューを観たら「こういう赤楚さんは今まで見たことない」と思って、それだけでもこの映画の価値があるんじゃないかと思いました” と、語りました。

イベント後半、菅野さんと赤楚さんが「怖い話」をすることになると、赤楚さんは “家の近所で芋虫を拾い、どんな蝶になるか楽しみにしていたら蛾で、絶叫した” という幼少期のクスッとくるエピソードを披露。

続く菅野さんも “わたし、霊感がまったくないんです。霊感がある方は、音が聞こえたりニオイがするっていうじゃないですか...” という怪談チックな語り出し。 “この何日か、家から生臭い臭いがする。「よからぬ何かが来たのかな?」と思ったら、この酷暑で排水溝の水がなくなって、下水の臭いが部屋に戻ってきただけでした” と、最終的には笑い話にまとめていました。
【担当:芸能情報ステーション】