4区でトップの福島市との差をじりじりと縮めるのは、郡山市の谷中晴選手。

実況「郡山の谷中が、先頭の福島を捉えようというところ、今、捉えました!」

45秒差をひっくり返し、郡山市が遂にトップに躍り出ます。

そして郡山市は勢いそのまま10区へ。
タスキを託されたのは、6年ぶりにふくしま駅伝に帰ってきた遠藤日向選手。

実況「待っているのは遠藤日向!日本の中距離界のエースです。今年世界陸上5000mにも出場しました。6年ぶりに地元凱旋。錦を飾る走りを見せます。遠藤日向がスタートしました!」

遠藤選手は、2位との差を3分以上に広げ、区間新記録を更新するなど、まさに世界レベルの走りを見せました。

郡山市10区・遠藤日向選手「多くの人たちが駆けつけてくれて本当に力になりました。優勝に繋がる走りが出来たのかなと思うので、そこはすごく良かったです。6年ぶりに走ってすごく楽しかったのでまた戻ってきたいなってきょう改めて強く思いました。」

10区9.3キロを走り区間新記録・遠藤日向選手

世界レベルの走りを間近で感じることができた郡山市チーム。

タスキとともに走りの魅力、そして技術が受け継がれました。

そして・・・

ゴール実況「県庁前にトップで姿を現したのは郡山市です。向田祐翔、東北大学の2年生!毎年優勝候補にあげられながらも、あと一歩涙を飲んできた郡山市、悔し涙を嬉し涙に変える!右手が挙がった!10年ぶり7回目の総合優勝達成!」

郡山市は大会新記録での優勝となりました。

郡山市アンカー・向田祐翔選手「久しぶりの郡山の優勝に選手として参加できたことに、とても喜びを感じていました」

町の部では、石川町が7連覇を達成。

石川町アンカー・松下竜大選手「応援もあってすごく力になりましたし、良い走りができて良かったです。」

村の部では、西郷村が2年ぶり5回目の優勝を果たしました。

西郷村アンカー・園川雅樹選手「去年も優勝できずにすごく悔しい思いをしていたので、2年分ということですごく嬉しさ込み上げてきました。」

ふるさとへの思いをタスキに込め、走り続けたふくしま駅伝。
来年はどんなレースが私たちの胸を熱くさせるのでしょうか。

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