お盆を前に、宮城県南三陸町では、仏壇や墓前に供えるキクの出荷作業が最盛期を迎えています。

宮城県南三陸町志津川の農家、及川博喜さんの露地裁培場では、年間を通して、ビニールハウスと露地、のべ1haで10種類のキクを栽培しています。

お盆に向けた出荷作業は、7日から始まり、8日も黄色や白色の小菊など色づき始めたつぼみを選別しながら、刈り取る作業に追われていました。

このところの猛暑と雨不足の影響もあり、刈り取りは、例年より1週間ほど遅いものの、出来栄えは例年並みに良いということです。

キク生産農家 及川博喜さん:
「今年は特別(猛暑の影響で)生産者として苦労したので、その分、思いが強い。ぜひ仏壇やお墓にあげてもらえたら」

この農家では、年間40万本の生産を目指しています。キクは束にして箱詰めされて「黄金郷」ブランドとして、仙台市内や関東方面へ出荷されます。

お盆に向けた出荷作業は、10日まで続きます。