鹿児島地方気象台は8日午前1時すぎに鹿児島県の薩摩地方に線状降水帯発生情報を発表しました。

線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていて、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。危険な場所にいる人は、直ちに命を守る行動をとってください。

鹿児島県の雨量計では、8日これまでの1時間に姶良市で107ミリ、霧島市で93ミリ、鹿児島市で91ミリ、曽於市で85ミリの猛烈な雨を観測しています。6日の降り始めからの総雨量は霧島市福山町牧之原238.0ミリ、霧島市溝辺157.0ミリ、曽於市大隅145.5ミリ、薩摩川内市八重山131.5ミリ、鹿屋市輝北125.0ミリなどとなっています。薩摩、大隅地方では、8日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。7日から8日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、薩摩地方70ミリ大隅地方50ミリ8日0時から9日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、薩摩地方200ミリ大隅地方180ミリその後、9日0時から10日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、薩摩地方150ミリ大隅地方100ミリ線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

防災事項厳重警戒→土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
注意事項→落雷、竜巻などの激しい突風発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。桜島では、土石流に注意してください。