大相撲の元横綱・旭富士は、2025年6月に年寄・宮城野を襲名してから初めて帰郷し、“相撲王国”とも言われたふるさとへの思いを語りました。

つがる市出身で現役時代は旭富士の四股名で横綱まで上りつめた、宮城野親方は、青森ねぶた祭が夜の運行最終日だった6日、相撲部屋の浴衣にたすきをかけた姿で沿道に訪れました。

つがる市出身 宮城野 親方
Q.青森ねぶた祭はいつ以来?

「コロナ禍があったので、その前まで。力士も跳ねさせていただいて、ずっとやっていた。(県内の)合宿のときに」

宮城野親方は65歳の定年を控え、6月に、弟子の元横綱・照ノ富士に「伊勢ヶ濱」の年寄名跡と部屋を継承させ、現在は、部屋付き親方として尊富士などの指導にあたっています。

この日は、久々にねぶた祭を見て「進化」を感じ取りました。

ふるさとの祭りに重ねるように青森出身力士を育て上げ、“相撲王国”青森復活の使命を再び胸に宿していました。

つがる市出身 宮城野 親方
「一時は、青森出身の力士が少なかったが、最近は尊富士とかいいのが出てきているから、これからもっと強い力士が出てくると思う」

Q.今後も青森県の相撲を応援しますか?
「もちろん!親方は続いていますから、これからも後進の指導をしっかりとやりたい」

8月20日には、大相撲夏巡業が青森市で開催される予定で郷土力士の活躍にも期待がかかります。