新燃岳の噴火の影響で宿泊客のキャンセルが相次いだことを受けた動きです。霧島市は来月15日から市内に宿泊する1万人を対象に1人2000円のキャッシュバックを始めます。
(霧島市 中重真一市長)「観光客誘致事業については、『霧島に泊まって!1万人キャンペーン』による宿泊者に対する助成金キャッシュバック」
これは霧島市の中重市長が7日開いた会見で明らかにしたものです。新燃岳は6月22日以降、断続的に噴火し降灰や断水などの影響でホテルや旅館ではキャンセルが相次ぎました。
こうしたことから市は事業費2500万円を計上し、来月15日から市内の宿泊施設を利用する1万人を対象に2000円をキャッシュバックすることを決めました。また、キャンペーンを知らせるポスターなどを製作する費用も助成します。
霧島市の旅館です。例年、お盆は予約で埋まりますが今年はまだ空きがあるといいます。
(ふたり静 福留啓介代表取締役)「(支援は)うれしいというか、ありがたい。客も安心して来てもらえるのかなと思う。泊まってもらっておいしい料理を食べ、温泉で癒してもらいたい」
新燃岳の噴火警戒レベル3の入山規制が続いていますが市は「霧島の観光地は通常通り営業しており楽しんでもらいたい」としています。