8月としては記録的な大雨となっています。熊本県内の今後の雨の見通しです。

▼予想天気図

熊本県内の雨は7日(木)午後6時現在、小康状態になっているところもありますが、次のピークが近づいています。

九州付近にかかっている前線は明日(8日)にかけて停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

7日(木)午後9時からの《雨シミュレーション》は画像で掲載しています。

▼雨の予想

日付が変わって明日(8日)午前3時には、天草地方や水俣などで雨が強まり始めそうで、次第に、球磨地方、宇城八代などに発達した雨雲が流れ込んでくる見込みです。

明日の明け方にかけて、熊本県南部を中心に1時間に50ミリの「非常に激しい雨」が予想されています。今日と同じくらいの強い降り方となるところがありそうです。車の運転が危険になるような雨のため、可能であれば通勤時間をずらすなどの工夫をしてください。

強い雨の予想は東西に伸びていて、線状降水帯が発生する可能性も否定できません。

雨は明日昼前くらいに一度落ちつきそうです。その後、夜にかけて断続的、局地的に雨雲はかかりますが、北部は雨が止む時間も長くなるでしょう。

ただ、今回の雨はこれで終わりではありません。あさって9日(土)は再び広く雨が降り出し、朝から昼頃にかけて雨が強まる予想です。

▼24時間の予想雨量

8日午後6時までの24時間に広く180ミリ、その後の24時間に150ミリ。その後10日(日)夕方にかけて150ミリの予想です。総雨量が多くなりそうです。 

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に十分注意してください。