今シーズンのサンマ漁が10日に解禁されます。
それを前に、宮城県の気仙沼港から大型サンマ船が漁の前線基地となる北海道へ向けて出港しました。

気仙沼港から出港したのは大型サンマ船10隻です。
岸壁には市民や乗組員の家族、約1000人が集まり航海の安全と大漁を願いながら、打ち囃子とともに5色の紙テープをつなぎ船を見送りました。

気仙沼港のサンマの水揚げは2018年には1万7000トンを超えていましたが2024年は3653トンにとどまり、温暖化などの影響で近年は低い水準で推移しています。
第81豊清丸 中舘捷夫漁労長
「温暖化やさまざまな気象変動で年々、漁獲量も減少している。その中で出港は漁業者にとっては、勇気がいること。今年こそは日本一を目指して頑張る」

今シーズンのサンマ漁は8月10日に解禁され、12月初旬まで続く見込みです。

気仙沼港には早ければ8月下旬に初水揚げされます。